自己埋葬装置
私はその部屋に入った
スクリーンとパネルがあり、
「生きたいですか」とあり、「はい」と「いいえ」のボタンがあった
また、「はいを押すとすぐにドアが開きます」との表示もあった。
わたしは、「いいえ」のボタンを押した。
次に、パネルには「もう一度聞きます、生きたいですか」と聞いてきました。
下の表示は同じだった。
私は、「いいえ」を押した。
パネルには「最期に聞きます。生きたいですか。これが最後です」と聞いてきました。
下の表示は同じだった。
わたしは、「いいえ」のボタンを押した。
私は、「いいえ」を押した。
床は10mmメッシュのステンレス製の網であり、重さ10トンの吊り天井が私に
被さってきたのだろう、何も分からないままにわたしの人生は終わった。
体は10c角に粉砕され、完全に洗浄・消毒され、新鮮なまま、缶詰にされた。
無。